MyGPTの中身、他社AIに引っ越せるのか
結論
ChatGPTのカスタムGPT(MyGPT)に育てた記憶や設定は、そのままの形でGeminiや他のAIに移すことはできません。ですが「仕組み」としてなら共有できます。私は2025年11月28日にこの整理をしたとき、方法は3つに絞られると気づきました。設定プロンプトのコピペ、知識のドキュメント化、要約してからの受け渡しです。狙いは「AIごとに覚えさせる」のをやめて、「1つの知識ベースを、どのAIからも読ませる」状態にすることです。
なぜそうなのか
MyGPTは便利ですが、ChatGPTという箱の中に閉じています。中で育てた会話の記憶や指示は、Geminiに移した瞬間に消えます。ChatGPTが得意な仕事とClaudeが得意な仕事は違います。ChatGPT系は発想やマーケ、実行スピードが強く、感情を動かす文章が得意です。Claudeは長文理解と文章の質、倫理的な安定性が強く、間違えにくいのが持ち味です。私が使う中で見つけた最強の流れは「ChatGPTで荒く作って、Claudeで整える」というやり方でした。天然水族感の資料でいえば、感情設計をChatGPTに、安全設計をClaudeに任せています。
この使い分けをする以上、1つのAIに知識を閉じ込めておくのは損です。だからこそ「AIに覚えさせる」のではなく「AIに読ませる」発想に切り替える必要があります。読ませる先が変わっても、元になる知識ベースが1つなら、AIを乗り換えるたびにゼロから教え直す手間がなくなります。
具体例(天然水族感とAIラボでの実践)
私が実際にやっている3パターンは次の通りです。
| パターン | やること | 向いている場面 |
|---|---|---|
| ①設定プロンプトのコピペ共有 | 役割・話し方・基本情報を1本の文章にまとめ、ChatGPTのカスタム指示欄とGeminiのカスタム指示欄の両方に登録する | すぐに移したい、キャラクターの口調を揃えたいとき |
| ②知識のドキュメント化 | Googleドライブに01_天然水族感_ブランド設計のようなフォルダを作り、Gemini やNotebookLMから参照させる | 資料が多く、蓄積して使い回したいとき |
| ③要約してから渡す | ChatGPTに過去の会話を「ブランドコンセプト/ターゲット/USP/戦略骨格」に要約させ、マスタープロフィールとして他AIに渡す | 会話履歴が長くなりすぎて、そのままでは重いとき |
天然水族感のブランド設計では、②の方法でフォルダを分けています。フォルダ名を01_天然水族感_ブランド設計のように番号と事業名で揃えておくと、GeminiでもNotebookLMでも「どの資料を読めばいいか」を迷わずに済みます。中身が増えても、フォルダ名のルールさえ守れば探す手間は変わりません。
沖縄ビジネスAIラボの講座でも、この考え方をそのまま使っています。受講者に「MyGPTの中身を丸ごとコピーしてください」ではなく、「設定・知識・要約」の3つに分けて渡す発想を伝えると、他のAIに乗り換えるときの不安が減ります。1つのAIに依存しない体制は、今後どのAIが主流になっても慌てない備えになります。
今すぐできる一歩
まず、いま使っているMyGPTの設定プロンプトを1本の文章として書き出してください。役割・話し方・基本情報の3つだけで構いません。それをGoogleドキュメントに保存し、フォルダ名に事業名を入れて保管します。これだけで、次にどのAIを使うことになっても、コピペ1回で引き継げる状態になります。全部を一度に整理する必要はありません。頻繁に使う1つのMyGPTから始めれば十分です。
まとめ
- MyGPTの記憶はそのままAI間を移動できないが、設定・知識・要約の3パターンで仕組みとして共有できる
- ChatGPTとClaudeは得意分野が違うため、荒く作ってから整える使い分けが有効
- フォルダ名と番号のルールを決めて知識をドキュメント化しておくと、どのAIに乗り換えても迷わない
